営業に限らずですが、会社の上司・先輩や同僚と仕事終わりに一杯、という時に目上の人にご馳走になること、あるかと思います。
こんなとき。
僕にはある失敗をして以降、気をつけていることがあります。
奢ってくれる先輩たち
新卒で営業として働き出して数ヶ月経った頃のこと。
その日も職場の先輩らに飲みに誘われ、ご馳走になったんです。
「ありがとうございます。ごちそうさまでした!」
会計を済ませたA先輩にお礼を伝えたところ、
「いいよ、いいよ。お前も後輩ができたら奢ってやってくれ」とのこと。
「なるほど。こうやって伝統は引き継がれるのか」
と思ったものです。
で、ここまではありがちな話なんですけど。
翌朝、先輩から注意の一言
さて、翌日。
「飲み過ぎたー」と反省しつつ、平静をよそおい出社。
しばらくすると、当時教育係だった先輩がこちらに歩み寄ってくる。
僕「昨日はおつかれさまでした」
先輩「おつかれさま。朝、Aさんにお礼いったか?」
僕「あっ、いえ…」
先輩「昨晩はAさんが奢ってくれたんだ。『昨日はごちそうさまでした』って、お礼を忘れるなよ」
正直なところ、それまではご馳走になったその場でお礼すれば最低限OK、と思っていたので、平気で翌朝のお礼を忘れたりもしてました。
「ごちそうさま」を忘れたら損
良くも悪くも当時の僕は、先輩の言うことをあれこれ考えず、割と何でも実行していた。
だから、この一件をきっかけに、“翌朝のごちそうさま“にはかなり気をつけるようになりました。
先輩からご馳走になった(少し多めに出してもらった)ときは、その場でだけでなく、必ず翌朝も、しかも出社後すぐにお礼を伝えるように。
もし、翌朝会社で会わない際は、電話やメールで。
さらに、飲みすぎた晩は、メモや携帯のリマインダー機能を使い、万一のお礼の伝え忘れを防止。
しばらく経ってから気づきましたが、逆の立場で後輩に奢った際に翌朝のお礼がないと、
「あの時、先輩が言っていたのは、こういうことだったのか」
と思ったり。
一方、奢った相手から、その場でだけでなく翌朝もお礼を言われたら、やはり気持ちがいいものです。
組織の中での仕事は、人と人との関わり合いで成り立っている。
翌朝のたった一言のごちそうさま、忘れたら損です。
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